足立工業株式会社
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被メッキ素材

アルミ、亜鉛、銅、真鍮、ステンレス、鉄、パーマロイ、洋白、アンバー、インバー鋼等


クロムメッキ

クロムメッキは防錆力に優れ、耐摩耗性も高いことから、外装部品への表面処理としては最も汎用性のあるメッキです。
また、このクロムメッキはメッキ工程での最後仕上げ処理として使用され、6価クロム系(装飾クロム、黒クロム、硬質クロム)、3価クロム系(ホワイト、トワイライト)等ご用途に応じて様々な選択が可能です。

光沢クロム

光沢クロム光沢シルバー色。耐蝕性、耐磨耗性に優れた最もポピュラーなメッキです。プロセスの工夫により様々な質感を出せます。

無光沢クロム

無光沢クロム下地メッキでの光沢感を抑えることにより、素材の生地を生かした色になります。梨地加工後に施すのが一般的で、白アルマイトとの色あわせに最適です。

サチライトクロム (艶消し)

サチライトクロム(艶消し)白い微粒子状の粉を利用した艶消しメッキ、真珠の様な色に仕上がります。マイクロポーラスとなる為、耐蝕性も良好です。

3価クロム(トワイライト)

3価クロム(トワイライト)3価クロムメッキとしては最も実績のある製品です。高級感のあるダークメタル色が特長です。


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3価クロム(ホワイト)

3価クロム(ホワイト)6価クロムメッキに近い外観、硬さが得られます。デザインを変えずにRoHS対応を図るには最適な製品です。


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黒クロムメッキ(RoHS対応可)

黒クロムメッキ光沢のない黒色。ビロード状のマットな表面が特徴です。メッキの後処理で油付けを行えば、光沢感を出し、同時に耐摩耗性と耐蝕性を向上する事が出来ます。 従来黒クロムメッキでのRoHS対応は、6価クロムの含有が避けられず対応不可能と言われていましたが、弊社では特殊な処理工程を開発し、このRoHS対応が可能となりました。

マイクロポーラスクロム

マイクロポーラスクロム光沢シルバー色。微粒子を金属と共析させることで、微孔性の強靭なメッキ皮膜を作成し、この皮膜が腐蝕電流を分散するメカニズムで、優れた耐蝕性を実現しました。過酷な環境に耐える、最も耐蝕性に優れたメッキです。

硬質クロム

硬質クロム光沢シルバー色。硬質クロムメッキは通常のクロムメッキよりも皮膜が硬く、滑り性も良好な為、最も耐磨耗性に優れたメッキです。またメッキの厚みを変える事により、様々な強度のメッキ皮膜が得られます。


クロムメッキの特長と用途

クロムメッキは「硬度」と表面の「滑り性」が共に高いことから、 最もキズが入りづらいメッキと言われています。また防錆力にも優れ、 屋外等の厳しい環境での使用には最も適したメッキです。 用途は自動車のエンブレム、オートバイの外装部品、列車の手擦り、 設備や住宅の取手、台所の水回り部品等多岐にわたっています。

クロムメッキの安全性

通常クロムメッキの工程では六価クロムが使用されます。六価クロムは強力な酸化力を持つことから有害物質としてRoHS等でも規制されており、クロムメッキは危険なのではないかとの認識を持たれる場合があります。
しかし、クロムメッキの工程では六価クロムのイオンが金属クロムに変化し、実際にメッキの皮膜を形成するのは、六価クロムではなく金属クロムとなります。この金属クロムはステンレス等にも含有されている、全く無害且つ安定なものです。従って「クロムメッキが危険」との認識は基本的には誤りであると言えます。

クロムメッキの加工工程

メッキには大きく分けて「仕上げのメッキ」、「中間層のメッキ」、「下地のメッキ」があります。詳しくは工程と設備